訪問看護師は、オンライン診療が発達し急激に需要が増えた看護師の新しい働き方ともいえる業種です。
2020年の統計では、看護師全体の中で約4.9%が訪問看護師として働いています。これからの仕事ともいえる訪問看護はオンライン診療や保険制度の変更などで規定がどんどん変わっていきます。訪問看護師になりたいと考えている人も増えていますが、転職する前に業務内容や先輩方からのアドバイスを聞いて転職活動に役立てましょう。
まず、訪問看護師になるためには、看護師・准看護師のいずれかを有している方です。
しかし、現場では資格だけでは採用されるのは簡単ではありません。訪問看護師には、医師と同様の判断を求められることも少なくありません。仕事の流れを把握するためにも病棟勤務の経験は積んでおいた方がいいでしょう。最初から訪問看護師の希望をしている新人看護師は、病院が訪問看護ステーションとの連携をしているかどうか、数年後の転職を想定しながら病院を探すのもいいでしょう。
訪問看護師に向いている人は、看護の現場を経験を積んでいろいろな事がわかり始めた頃、病院では不可能な対応をしてみたいと思うようになった人です。例えば、もっとじっくり患者と向き合いたいとか、訪問看護の運営や経営について学びたいという積極的な向上心がある方は向いています。新しくできたばかりの職種のため、日進月歩でルールが変わっています。臨機応変な対応を求められる事もあるのでしっかりとした知識と判断力が備わっている方は大丈夫です。